前回の記事では、独身女性のマンション購入が増えている背景や実態について詳しく解説してきました。
続いて本記事では、前回の内容を踏まえて独身女性のマンション購入における後悔しない選び方についてご紹介します。
もくじ
「物件選びのポイント｜独身女性のマンション購入」
ライフステージの変化に対応できる物件を選んでおくと、将来マンション購入後に結婚や転勤などのライフステージの変化があっても、購入したマンションを賃貸に出したり、売却することができます。
無理のない資金計画
マンション購入後絶対にあってはならないのが「毎月のローンの返済が思ったより厳しい・・」という状況。こうならないためにも、資金計画は綿密に行いましょう。
人気のエリアを選ぶ
人気のエリアにある物件は売却や賃貸に出すときに有利です。
周辺環境を確認する
老後を一人で過ごすことを考慮し、駅近で生活が徒歩圏内で完結する物件を選ぶ女性も多いです。
また、そういった物件は需要があるため、売り出すときや賃貸の貸し出しにも有利です。
可変性のある間取りを選択する
マンションの間取りを変更することができるので、将来的に結婚や同居などライフステージが変わり、自分の購入したマンションに住み続ける選択ができます。
中古も新築も視野に入れて検討する
「新築のマンションにしようと思ってたけど自分の求める条件的に中古の方が良さそうだったので結果的に中古のマンションを購入した」という声も。
選択肢を絞らずに幅広く見ることでより自分の条件にあった物件を見つけることができます。
「資金計画」
「借りられる金額ではなく、返せる金額を借りる」がキーワード。
月々の支払い額の目安
ローンを組む場合の月々の支払い額は収入の20～25%が目安です。
ご自身の収入で計算してみると大体の「無理なく返済計画の立てられる物件価格」が見えてきます。
賢く「繰り上げ返済」で早期に完済！
返済期間は30～35年に設定したけど、実際には貯蓄や投資などの資産運用、退職金などを活用して賢く繰り上げ返済してる方もいます。
当初の返済期間よりも早く完済することで心に余裕が生まれます。
ローン完済後も発生する費用
「修繕積立金」や「固定資産税」はローンの支払いが終わっても発生する費用があります。
返済計画シュミレーション
ファイナンシャルプランナーや不動産、金融機関のWEBサイトなどを活用して住宅ローンの「返済計画シュミレーション」を行いましょう。
※「返済計画シュミレーション」とは収入額、貯金額、月々の収支をもとに現在から30年、35年ローンを組む前提で返済計画をシュミレーションするというもの。
年齢によるタイムリミットがあるのも事実
・一般的にローンの完済時期は、金融機関によっては75~80歳くらいまでが上限に設定されている
・30~35年の長期ローンを組もうとすると40代半ばがタイムリミットとなる
マンションの購入を考えているのであれば、こういった事実を知っておくのも大切です！
独身女性マンション購入のリアル
・将来的に良いパートナーがいれば結婚も視野に入れているけど「今家にいる時間の満足度を高くしたい」「無駄な家賃を払いたくない」という考えから購入する人も
・「まさか自分がマンションを購入するなんて思ってもいなかった」
老後への不安やこのまま独身だった場合に賃貸で家賃を払い続けることに不安を覚え、購入に至るケースが多いようです。
意外にもいろんな選択肢のあるマンション購入だけど・・
必ずしもマンションを購入した方がいいとは言えません。マンション購入者の中にも「マンションを購入しなくとも、賃貸で環境を変えて自由に暮らすのもありだと思いました」といった声も。
自身の価値観やライフスタイルに合わせてできるだけいろんな情報源から情報収集をし、自分に合った選択肢を選び取ることが重要です。また、マンションの購入を検討しているのあれば購入はしなくても、できるだけ早い段階で情報収集をし、自分にとって必要かどうか検討しておくことといいでしょう。
「あとでこの年齢のときにマンション購入しておくべきだったな」となるよりは、若いうちに情報を得て賢く選択できるといいですよね
まとめ
独身女性がマンションを購入買ったら・・というあるあるなイメージはもう古く、現代の女性たちは、ライフプランを見据え、賢く資金計画を立て、自分の資産を手に入れるため、自分のライフスタイルにとって必要な選択肢として購入しています。
自分のライフステージやその変化に対応できるような物件選びが後悔ないマンション購入につながるでしょう。
次回はマンション購入後、多くの人が悩む「マンションオプション」に関して独身女性のマンション購入者におすすめなオプションをご紹介します。
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