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コラム

北欧からヒントを得る豊かな暮らしと家づくり①


世界幸福度ランキングで常に上位にランクインしていることで有名な北欧。

そんな北欧の豊かなライフスタイルに関心が高まっています。日本でも北欧のインテリアは大変人気ですよね。北欧は意外にも「玄関で靴を脱ぐ、木造住宅や木製家具が好まれている」など、日本との共通点が多い国でもあります。

今回この記事では、北欧のライフスタイルを紐解きながら自分の家づくりや暮らしに取り入れられるポイントをご紹介します。

北欧の特徴

北欧の家

北欧の家庭では共働きが9割以上(日本は6-7割)

北欧のライフスタイルを垣間見るために北欧に暮らす子育て世代に着目してみましょう。

なんと北欧の夫婦は共働き率が9割以上!ほとんどが共働きで、家事や育児も夫婦で分担して行うのが普通なんだそう。北欧はゆったりとした国民性のイメージがありますが、実際には忙しい毎日を送っている共働き夫婦が多いです。

ただし、日本とは違い自分のライフスタイルを充実させるために忙しくしていることがほとんど。それに比べ、日本の子育て世代は「時間貧乏」といわれます。働いて、子育てをしてとなるとほとんど自分の時間がないことを指します。

北欧の家

しかし北欧では、退勤後、子供のお迎え以外にも自分の習い事、運動などの趣味の時間で忙しいことが多く、同じ忙しさで充実度の違いが目に見えてわかります。

スウェーデンなどでは16時退勤の会社も多く、そもそもプライベートの時間が多いことも要因となりますが、共働き世代の多い北欧では忙しい毎日でも「効率のいいライフスタイルを実現している家庭」が多く、そのスタイルから学べることもたくさんあります。

そんな北欧の家庭から効率のいいライフスタイルを送るヒントを学んでみましょう!

北欧の家庭から学ぶ効率のいいライフスタイルのヒント

北欧の家

ほとんどの家庭に「ビルドイン型の食器洗い乾燥機」とオーブンが付いています。
「頼れるものには頼ってラクをする!という精神」
食器洗い乾燥機で自分で洗う手間を省き、自分の時間に充てる。北欧の家庭料理はオーブンを活用したものが主流。基本的にオーブンで仕上げる大皿メニューが食卓に並びます。週末には一気に大量のおかずを作り、作り置きをして平日はラクをする。手間暇かけたメニューは時間に余裕のある週末につくる。「省ける時間と手間は最大限省く」が北欧スタイル。

「気にしない精神」
平日に数日間同じメニューが並んだり、朝ごはんは食材を冷蔵庫から出して並べるだけのようなシンプルで簡単なメニューだったりしても全く抵抗のない北欧の人たち。こういった精神もライフスタイルのバランスを取るヒントなのかもしれません。

「家族と過ごす時間はたっぷり」
前述したとおり北欧の家庭では、効率よく家事などをこなしている分、「家族と過ごす食卓」は重視している。北欧は「なによりも家族との時間を大切にする国民性」が根付いており、家族みんなで囲む食卓は北欧の家庭にとってとても大切な時間です。

北欧の寒さが厳しく暗い冬

北欧の家

「冬が長く寒さが厳しい北欧」では長い年月の中で「寒さが厳しくても快適に過ごせるような工夫」がたくさん生み出されてきました。」

日照時間が短い

・必然的に家の中で過ごす時間が長くなる
日本では考えられませんが、冬場に太陽が出ている時間はだいたい4時間くらいととても短いです。北欧の人たちは暗い寒さの厳しい冬を「いかに快適に過ごせるか」「いかに心地よくくつろげる空間にするか」工夫をしてきました。

・光を取り入れる
暗く長い冬の続く北欧では「太陽の光」はとても大切!太陽が出ているときはなるべく当たります。なので光を取り入れるための「窓」はとても大切な要素。北欧では「ガラスバルコニー」が人気です。第二のリビングとして外の光を浴びられる家族の居場所となっているそう。

北欧の家

・厳しい寒さ
北欧の冬の寒さは日本よりもかなり厳しいです。そのような厳しい環境で快適に過ごすためには室外との温度差を低くすることがとても重要。北欧のどの家も断熱性能はしっかり備わっています。

・断熱対策のポイントは「二重窓」
二重窓は熱が外に逃げるのを防げるので室内と室外の温度差を低くすることができ、暖房の効きがよくなります。
北欧の家庭では、内側に開く窓が多く採用され、なんと3枚の窓で構成される「三重窓」も多く見かけます。

心地のいい家というのはつまり「ストレスフリーに過ごせる」ということ

北欧の家

北欧では「高断熱高気密」な家が基本。これは長く厳しい冬を過ごさなければならない北欧の知恵とも言えます。また「高断熱高気密」は実は世界的には割とスタンダード。

最近では日本でも夏の暑さが厳しくなってきて、電気代や光熱費が上がり、家の光熱費問題はかなり深刻化していますよね。日本でも「断熱性」というワードが広く知られるようになってきました。

・断熱性の高い家
「高断熱高気密な家」は、外がむしむしとした暑さでも凍える寒さでもエアコン一台で室内は常に快適な温度を保ちます。温度だけではなく、梅雨のじめじめや夏のべたつきといった空気がすっきりします。

・断熱性の低い家
逆に断熱性と気密性レベルの低い家は、至るところから「熱」が逃げます。(冬は冷たい空気が、夏は暖かい空気が)また、結露やカビの原因にもなります。

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