キッチン周りに欠かせないアイテムのカップボード。価格・サイズ・機能はピンキリで選ぶのに迷っていませんか?寸法ピッタリに合わせて作るオーダー品は価格が高いし、価格の安い量販品はピンとこないし(-_-;)
価格を抑えて、寸法もある程度自由が利くカップボードが有れば良いのに。そんな風に迷っている方、キッチンメーカーが作っているセミオーダータイプはいかがでしょうか。価格、サイズ、カラーデザイン。バリエーションが豊富で好みのカップボードがきっと見つかります。
もくじ
据え置きタイプと造り付けタイプがある
カップボードには床に置くだけの「据え置きタイプ」と壁や柱に固定する「造り付けタイプ」があります。
据え置きタイプと造り付けタイプのカップボードの大きな違いは耐震性能。据え置きタイプのカップボードの場合は耐震補強グッズで地震対策をしなければいけませんが、造り付けタイプのカップボードは壁や柱に固定しているので地震があった時でも、耐震補強をしなくても倒れてくる心配がありません。
カップボードの価格の違いは?
価格の違いは、量販品かオーダー品かによって変わってきます。大量生産されている量産品はコストカットされているので価格が抑えられていますが、一つ一つのサイズやデザインが違うオーダー品は価格が高くなってしまいます。
据え置きタイプと造り付けタイプの違いではカップボード自体の価格はそれほど変わりませんが、造り付けタイプのカップボードには設置作業費が別途掛かかるので、トータルの価格では若干高くなります。
設置作業費を抑えてDIYで設置する場合、壁天井に固定するビスは壁の奥にある下地に打ち込まなくてはいけません。下地をずれてビス打ちすると、地震時に倒れてくる恐れがあるのでご注意ください。
量販品orフルオーダーorセミオーダー
量販品のメリットはなんといっても価格の安さ。オーダー品に比べて安く購入することが出来ます。設置についても据え置きタイプがほとんどなので、設置費も掛かりません。
デメリットとしてはデザイン・寸法・カラーが限られてしまう事。大量生産されるので、デザインやカラーは売れ筋の3パターン位に、寸法もマンションタイプと戸建タイプの2種類位になります。
オーダー品のメリットはデザイン・カラー・寸法が好みで決められます。但し、デメリットとして、一つ一つ打合せをして決めていくので、コストが掛かり量販品の倍以上の価格となってしまいます。
そんな両者の良い所を抑えているのがセミオーダー。セミオーダー品は価格を抑えつつ、好みのデザイン・カラーが決められます。量販品で気に入る商品が見つからなかったら、セミオーダーもご検討してみてはいかがでしょうか。
量 販 | オーダー | セミオーダー | |
価 格 | ◎ | × | 〇 |
種 類 | × | ◎ | ◎ |
カラー | × | ◎ | ◎ |
納 期 | ◎ | × | ◎ |
寸 法 | × | ◎ | 〇 |
おすすめのセミオーダーは?
セミオーダー品もハイクラスからロークラスまで種類が豊富です。その中で一番のお勧めはパナソニックのラクシーナ。
パナソニック製のカップボードは「Lクラス」「リフォムス」「ラクシーナ」「Vスタイル」と4種類ありますが、その中で価格・機能・デザインのバランスの良さでラクシーナがイチオシです。
価格・グレード
Lクラス>リフォムス・ラクシーナ>Vスタイル
Lクラスの特徴
家電やオーブンをビルドインすることができ、自由度の高いシリーズ。パナソニックの最上位のシリーズ。
リフォムスの特徴
名前の由来でもあるリフォームに特化したシリーズ。サイズが豊富で、幅広いスペースに設置が出来るシリーズ。
ラクシーナの特徴
カラーバリエーションが豊富で「扉×取っ手」の組み合わせは45色×7種類。床とのコーディネートに特化したシリーズ。
Vスタイルの特徴
無駄のないシンプルなデザイン。価格を抑えたロークラスのシリーズ。
ラクシーナのサイズは?
ラクシーナなら寸法は横幅が300・450・600・750・900mmの中から組み合わせられるので、組み合わせによってデッドスペースを限りなく少なく出来ます。奥行も450・650mmの2種類あります。
☆ 600と750の組み合わせでワイド1350mm
☆ 900と900の組み合わせでワイド1800mm
☆ 3つを組み合わせて超ワイドサイズも可能
ピッタリのカップボードを入れる為に
カウンターキッチンやアイランドキッチンであれば、キッチンの背面にカップボードと冷蔵庫を置く方が多いと思います。新築を購入したタイミングでカップボードを取り付ける方は、必ず現地の採寸を忘れないでください。
新築購入時の平面図にも寸法が記載されていますが、平面図に記載されている寸法は壁芯からの寸法になります。実際の寸法より一回り大きく書かれています。
カップボードのサイズ決め その1 奥行(D)
キッチン背面にカップボードを置いても窮屈にならないようにするには、最低でも800mm残しておく必要があります。
450mmの奥行のカップボードであれば450mm+800mmで1250mm、650mmの奥行があるカップボードを置く場合には、1450mmは必要になります。共働きなどで夫婦2人が同時にキッチンに立つ場合、余裕をもって残りの幅は半間(910mm)確保したいところです。
カップボードのサイズ決め その2 横幅(W)
キッチン裏の空いているスペースにはカップボード以外にも冷蔵庫も置くと思います。冷蔵庫の幅を気にせずカップボードを置いてしまうと、小さい冷蔵庫しか置けなくなってしまいます。
冷蔵庫の横は10mmずつ隙間を残す必要があるので、冷蔵庫のサイズ+20mmは残しておきましょう。
冷蔵庫サイズの目安
家族構成 | 容 量 | 冷蔵庫の幅 | 必要な幅 |
3人家族 | 380ℓ | 600mm | 620mm |
4人家族 | 450ℓ | 650mm | 670mm |
6人家族 | 590ℓ | 750mm | 770mm |
カップボードのサイズ決め その3 高さ(H)
ラクシーナの長尺タイプ、トールパントリーの高さは2150・2350mmの2種類あります。最近の住宅は天井高が主流となっているので、2350mmのトールパントリーでもすんなり入ります。天井高が2350mm以上ある場合は、カップボードを置いて余った上のスペースを目隠しでフィラーを付ければ天井までスッキリ収めることが出来ます。
一つ注意したいのは、マンションでキッチン上に梁やパイプスペースがある場合があります。梁等が有る場合は、梁下からの寸法となります。梁下が2150mmを確保できない場合は、上下で分かれているセパレートのカウンタープランになります。
カップボードに何を置く?
カップボードを選ぶ際はそこに何を置くか事前にイメージしておくことをおススメします。デザイン重視で組み合わせてしまうと、置きたいものが置けないなんてことになってしまいます。
カップボードに置く物
置くもの | 必要な物 | |
小皿・料理皿 | ➡ | 棚板 |
コップ・グラス | ||
お米等食材 | ➡ | 深い引き出し |
深皿・ラーメン皿 | ➡ | 引き出し |
箸・スプーン | ||
フォーク・ナイフ | ||
ラップ・ゴミ袋 | ||
レンジ・トースター | ➡ | 天板 |
炊飯器・ケトル | ||
ゴミ箱×3つ | ➡ | スペース |
カップボードの組み合わせ
ラクシーナのカップボードは組み合わせが自由。ウォール部(上部)・フロア部(下部)・ミドル部(上部と下部の間)・トールパンドリー(長尺)・ハイトール(ウールとミドルが一体化)を組み合わせることが出来ます。
1 トールパンドリー
2 トールプラン(ウォール + ミドル + フロア)
3 カウンタープラン(ウォール + フロア)
4 ハイトールプラン(ハイトール + フロア)
アイテムを変更する
ウォール・ミドル・トールは扉を変更することが出来ます。扉は「パネル扉」から、「ガラス扉(透明)」、「アルミフレームガラス扉(半透明)」、「引き戸アルミフレームガラス扉/樹脂扉(半透明)」に変更することが出来て、アルミフレームだと、開口が「観音開き」から「引き戸」に変更も出来ます。
フロアは「1段引き出し付き」から「3段引出し」、「開き」、「オープン」「1段引出し付オープン」に変更が出来ます。家電が多い方は、フロア部分が少し高くなった「ハイカウンター」もあります。
ハイカウンターは「1段引出し付開き」から「1段引出し付オープン」、「家電収納オープン」、「家電収納開き」、「4段引出し」、「家電収納2段引出し」に変更が出来ます。
オプション品を追加する
カップボードの機能を増やすオプション品もラクシーナは豊富にあります。
☆ ゴミ箱を隠す「ダストボックスワゴン」
☆ ゴミの臭いをカットする「脱臭ユニット」
☆ お米の補充がしやすい「米びつ開き」
☆ 蒸気を薄める処理をする「蒸気処理機能」
☆ 蒸気から保護する「蒸気対応パーツ」
☆ カウンターが出し入れできる「便利カウンター」
☆ 物が取り出しやすい「ウォールユニット」
☆ 食品庫のカビを抑制する「ナノイー」
☆ 食器が取り出しやすい「回転アミカゴ」
お勧めの組み合わせ
お勧めの組み合わせはズバリ、
カップボードに置く物をイメージしてみました。鍋や調味料はキッチン下に。トールパントリーはお皿を沢山入れられますが、家電を置くスペースがないので、却下しました。
横幅にもう少し余裕があれば、「トールパントリー + カウンタープラン×2」もいいですね。家電が多い方には下のプランもお勧めです。
カップボードのカラーを決めよう
ラクシーナは扉の色を45色から選ぶことが出来ます。種類が多いと余計に迷ってしまいますよね。そんな方の為に、ラクシーナのカタログにはフローリングの色との相性が載っています。
フローリングもオーク柄・チェリー柄・メープル柄等いろいろありますが、ラクシーナのカタログには22色のフローリングとの相性が載っています。45色もあるとお気に入りのカラーがきっと見つかります。
デザイン・カラーを決めたらお見積もり
キッチンメーカーが出している定価は有って無いようなもの。定価を見て諦めないでください。ラクシーナなら50%OFFは当たり前。
物によっては60%OFFも!!カップボードをご検討なら一度お見積りをとってみてはいかがでしょうか?