赤ちゃんやペットと一緒に暮らす時、一番に考えるのが安全性。赤ちゃんやペットは大人に比べて耐性が弱いです。
大人が気にしない環境でも赤ちゃんやペットにとっては悪影響な事は沢山あります。安全性を考えるときは、赤ちゃんやペットでも安全かを考えなければいけません。
フロアコーティングの安全性を考えるとき、気にすることが3つあります。
1.赤ちゃんやペットが舐めても害はないか。
2.滑って転んで怪我をしないか。
3.揮発性の化合物が含まれていないか。
安全性を考えた時、上記の3つがクリアしていないと赤ちゃんやペットにとって安全であるとは言えません。
赤ちゃんやペットが舐めても大丈夫?
赤ちゃんは手の感覚が未発達で、口からミルクを飲むので手より感覚が発達しています。
興味を持ったら、まず口に入れてしまうのは、それが何かを覚えようとしているからです。口に入れて確かめることは赤ちゃんにとって学習となります。
なんでも口に入れてしまう赤ちゃんにとって、舐めても安心かという事はとても大事な事になります。
舐めても大丈夫かという基準には、食品衛生法の規格基準で容器包装の基準があります。これは、食器やスプーンなどに課せたられた基準ですが、フロアコーティングでもこの基準を満たしていれば、食器と同じで舐めても大丈夫ということになります。
しかし、本当に舐めても大丈夫かという問題は他にあります。それは、「清潔に保てるか」という事にあります。
食器やスプーンも食品衛生法の規格基準をクリアしていても使って汚れが付いたら洗いますよね。フローリングも汚れが付いたら掃除と消毒をしなければ、そこから菌が繁殖していきます。
フロアコーティングした床はアルコール拭きができます。これが清潔を保てる理由です。何回も使っている雑巾では、雑巾自体に菌が繁殖しています。
床の掃除はアルコールが染み込んだ使い捨てのクイックルワイパーなどを使うことによって、常に清潔を保つことが出来ます。
フロアコーティングをしていない床は、床材によってアルコール拭きが禁止なものもあります。
床の掃除で清潔を保つのにアルコール拭きは欠かせない掃除です。そのアルコール拭きが出来ないという事は床の上で菌が繁殖する恐れがあります。
「素材の安全性」と、それを「清潔に保つお手入れ」の2つがあって初めて赤ちゃんやペットが舐めても安全という事になります。
転倒事故は室内でもおこる
歳をとってくると、足腰がおぼつかなくなり、ちょっとしたことでも滑って転んでしまうことがあります。室内の転倒事故が起こりやすい場所はどこだと思いますか?
「段差のある階段」と皆さん思うかもしれませんが、実は段差のない平らな場所で転倒事故が起きているのをご存知でしょうか?
内閣府が発表している「平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果」において、転倒場所の調査で1番多かったのは「庭」でしたが、2番目に多かったのが「居間・茶の間・リビング」になります。
皆さんがイメージしていた「階段」は4番目となり、段差のない「居間・茶の間・リビング」の方が多く転倒事故が起こっています。
参考資料:平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果
段差のない場所での転倒は滑りやつまずきが原因となります。内閣府の調査は高齢者が対象でしたが、滑りやつまずきは高齢者に限った事ではなく、子どもやペットも「居間・茶の間・リビング」で滑りやつまずきで怪我をする恐れがあります。
フロアコーティングをした床は、滑りにくく、つまずきにくい適度なグリップ力になります。カーペットやラグマットを置かなくても高齢者、子ども、ペットが安心して暮らせます。
F☆☆☆☆(フォースター)は当たり前
F☆☆☆☆という物をご存知でしょうか?F☆とはシックハウス症候群の原因となる化合物の一つであるホルムアルデヒドの放散量を等級化したもので、F☆☆☆☆は最高等級でホルムアルデヒドが微量しか放散しないものになります。
建築基準法では内装仕上げでホルムアルデヒドの使用量を規制する法律があります。F☆☆☆☆は使用の制限がありませんが、F☆☆☆(スリースター)では床面積の2倍までしか使用が出来ません。
内装仕上げのフロアコーティングでF☆☆☆☆以外の液剤を使うことは、法律に則った当たり前の内容となり、F☆☆☆☆の規格を満たしていないフロアコーティング剤を使っている会社は違法となります。
まとめ
フロアコーティングは塗料を使うため、安全性を心配される方もいると思いますが、近年は建築基準法の規制も厳しく、安全でないものは使用できなくなっています。
規制に則って施工をしているフロアコーティングは安全性を心配しなくても大丈夫です。