フロアコーティングを施工する工程でとても大事な工程があります。それはフロアコーティングを塗る前の事前掃除。そう、下処理がとても重要になります。この下処理をどれだけ丁寧に行うかによって、仕上がりは勿論、不具合が起こらない重要な工程になります。
なぜ下処理が大事なの?
その① 仕上がり
下処理が大事な理由の一つが、仕上がりの綺麗さが全く違う事。フロアコーティングは無色透明な液体です。下地のフローリングに汚れが残っている状態でフロアコーティングを塗っても、仕上がり時も汚れは残ったままになります。
外壁の塗装のように色が付いた塗料であれば、下地に汚れが残っていても汚れは塗料の色で見えなくなりますが、無色透明な塗料だとそうはいきません。
携帯電話に保護フィルムを貼るときも汚れやゴミをしっかり取らないとブツブツした仕上がりになりますよね。透明なものは下地の影響を直に受けるので手を抜けない工程になります。
その② 施工不良
もう一つの理由は、下処理に手を抜くと数年後にフロアコーティングが剥がれてしまう事。フロアコーティングはフローリングとしっかり密着します。
フローリングとフロアコーティングの間に異物があると、フローリングとの密着が弱く、ちょっとした事で剥がれる原因となります。フローリングは一見綺麗に見えても油分が付着しています。
車を洗車する時、綺麗に見える窓ガラスでも油膜取りで窓ガラスを拭けば油分残っているのが良く分かりますよね。見た目でわからない油分でも、しっかりと取り除かなければ数年後にフロアコーティングが不具合を起こします。
下処理にどれだけ手間をかけられるか?
下処理に手間をかける判断は現場長次第になっています。フロアコーティングの施工は2~3人の施工スタッフがお伺いして施工を行います。現場長の判断で次の工程に移っていきますが、現場長が最終チェックで「これでOK」と言えばそれで下処理の工程は終わりです。
下処理は中腰や膝をついての作業が多い為、しんどい工程です。多少汚れが残っていても目立たないから良いという考えではお客様が満足してもらえる仕上がりにはなりません。現場長が妥協せず「こだわり」を持ってもらえるようにすることがとても大事なポイントとなります。
グッドライフのこだわり
どの会社にも施工マニュアルという物が有ると思います。一つ一つ手順が決まっていてマニュアル通りに施工をすればしっかりと商品を納品することが出来ます。
但し、フロアコーティングはマニュアル通りに行かないのが難しい所。現場ごとに床材も違うし、すでに塗られているワックスも種類が沢山。汚れの種類を見分けるのも至難の業です。フロアコーティングが塗れるようになるにはマニュアルよりも現場の経験が必要になります。
こだわり① 自社社員による施工
リフォーム工事の話をすると、工務店やリフォーム会社がお客様との窓口となって、工事は下請け会社に任せる事が多いです。
下請け会社にしてみれば、工事が終われば仕事が終わるので、その先にある顧客満足まで追求する事が少ないです。お客様が喜んでくれても、その顔は見れず、リピート、紹介、口コミ等は工務店やリフォーム会社にいってしまいます。
自社社員にこだわる理由は、施工スタッフがお客様の喜んでくれた声を直に聴けて、紹介や口コミも個人名で評価してくれる。その評価が次の仕事のモチベーションに繋がり妥協しない「こだわり」をもってくれる施工スタッフになるからです。
こだわり② 現場長になるまで
グッドライフの施工スタッフとして入社すると、下積みから始まります。補助スタッフとして現場長に同行し、一つずつ工程の必要性、重要性さを学んでいきます。ただ単に工程を覚えるだけだと、必要ないと感じた工程をいい加減にすませてしまう恐れがあります。
下積み期間は、内装関係で働いていた人でも最低1年、全くの未経験者であれば、現場長として任せられるまで2~3年はかかります。この下積み期間の長さが現場長になった時の「こだわり」に大きな違いが出てきます。現場長に上がる為の部長による最終チェックはかなり厳しいです( ゚Д゚)
こだわり③ 初心を振り返る
グッドライフでは現場長になっても、定期的に部長、課長が補助スタッフとして同行します。次の工程に移る判断基準がずれていないか、イレギュラーな施工でもしっかり対応できるか。現場長になったからと言って任せっきりにせず、定期的に確認することによって、初心を振り返る機会を設けています。部長の同行は緊張します(-_-;)
こだわり④ お客様の声
施工終了後、お役様にアンケートのご記入をお願いしております。仕上がりは勿論の事、お客様への対応など、5段階評価で記入をしてもらっております。中にはインスタグラム等でお客様が評価を書いてくれることもあります。アンケート結果やSNSの内容は施工スタッフだけでなく全社員に通知し、お客様の満足度を共有しています。人から褒められるのはとてもうれしいですね。(*^▽^*)
まとめ
フロアコーティングは、同じマニュアル通りに施工をしても、施工する人によって仕上がりが変わります。フランチャイズや下請けのシステムにも良い所はありますが、施工をする人が強い「こだわり」を持ってくれるのは、やはり自社社員による施工に限ります。
工事に携わるスタッフが顧客満足を意識するからこそ、施工に対する強い「こだわり」を持ちます。下処理に手間をかけたフロアコーティングの仕上がり、違いを比べて下さい。