久々の「入れてよかったシリーズ」。前回は未入居時にメリットを発揮するフロアコーティングをご紹介しましたが、今回はガラスフィルムについてご紹介いたします。
前回までの入れてよかったマンションオプション
入れてよかったマンションオプション①
入れてよかったマンションオプション②
ガラスフィルムの種類は4つ。防犯フィルム、UVカットフィルム、遮熱フィルム、目隠しフィルムがあります。その中でお勧めしたいのが、UVカットフィルムです。防犯フィルムではないの?と思うかもしれませんが、マンションでお話をすれば、あまり必要ないかと思います。なぜなら、泥棒が入りやすいのは圧倒的に戸建住宅やセキュリティの弱いアパートです。目隠し柵や植木で中が見えない戸建とアパートは一度侵入してしまえば、中で何をしていても外の通行人に気づかれないのでターゲットになりやすいです。最近のマンションは、共有部分に防犯カメラを設置している場合が多くなってきました。共有部分に防犯カメラが設置されているマンションはどこで自分が映っているかわからないので、泥棒に入られにくいです。
UVカットフィルムがお勧めの理由
紫外線から建物を守り、資産価値を下げさせない
マンションを購入した時、何年か経った時にマンションの資産価値について考えませんでしたでしょうか?住宅の購入が一生に一度の買い物ではなくなってきた近年、仕事での転勤や家族構成の変化で住宅を買い替える方も増えてきました。そんな時気になるのが、ローン残高が売却価格を上回っていないかという事。少しでも売却価格の下落を抑える為に、室内の美観を守ってくれるのが、UVカットフィルムになります。ご自宅を売却する時、購入検討者が内覧に訪れます。その時、床が日焼けして傷んでいると、売却が遅くなったり値引き交渉の材料となってしまいます。ご自身が部屋を探すときも室内の綺麗な物件に心惹かれますよね。フローリングは無機材ではないので、紫外線に当たれば当然日焼けで劣化をします。UVカットフィルムは紫外線をなんと99%以上カットしてくれます。
強風などからガラスの飛び散りを防いでくれる
UVカットフィルムは紫外線をカットしてくれるだけでなく、飛散防止効果もあります。中高層階だから大丈夫と思っていても、台風などの強風では予期しないものが飛んでくることもあります。2018年の21号台風がすごい暴風だったのは記憶に新しいですよね。飛散防止効果があると、ガラスが割れても、ガラス片が室内に飛び散らないので、ガラス片で怪我をする危険から守ってくれます。
UVカットカーテンとUVカットフィルムの違い
UVカットフィルム以外で紫外線をカットしてくれるもので、UVカットカーテンという物もあります。UVカットカーテンは紫外線カット率が60%前後の物が多く、中には70%以上紫外線をカットしてくれるものもあります。ただし、70%以上紫外線をカットしてくるUVカットカーテンはポリエステエルの密度が高く、陽ざしの透過率が少なくなっています。せっかくのレースカーテンがドレープカーテンみたいなんてことも(-_-;)UVカットフィルムは99%以上も紫外線をカットしてくるのに、透過率が高い商品が沢山あります。紫外線をカットしてくれて尚且つ、部屋の明るさは失わないのがUVカットフィルムになります。
予算があるならワンランク上の遮熱フィルム
UVカットフィルムの機能にプラスして日射熱をカットしてくれるガラスフィルムが遮熱フィルムになります。UVカットフィルムより若干価格が高くなってしまいますので、ご予算に余裕があるなら、遮熱フィルムにグレードアップもお勧めです。遮熱フィルムは真夏のジリジリとした日光の暑さをカットしてくれるので、冷房の温度を上げても室内は快適に暮らせます。
ガラスフィルムのお手入れ方法
ガラスフィルムのお手入れは窓ガラスと同じで、特別なお手入れは必要ありません。但し注意して頂きたいのは、ガラスフィルムは窓ガラス程硬くないので、お掃除で研磨剤が入ったものや、目の粗いスポンジは使わないでください。基本は水を絞った雑巾(乾拭きはガラスフィルムが傷つきます)で掃除をしますが、汚れが落ちにくい所は中性洗剤を使ってお掃除して下さい。(ガラスフィルムはプラスチック製品なので、酸性やアルカリ性の洗剤は使わないでください)
まとめ
ガラスフィルムはマンションの資産価値を落とさない効果と万一の天災から守ってくれる効果があります。マンション購入時にガラスフィルムを施工しておくと、将来のリスクヘッジに繋がります。