2種類のフローリング
木のぬくもりを楽しむことができるフローリングには、無垢材からできた単層フローリングと、合板や集成材などの上に薄い天然木や特殊シートを貼った複合フローリングの大きく2種類に分けることができます。
それぞれ一長一短がありますが、共通しているのはお手入れが必要であることです。
何のお手入れもしなければ、やがて傷が付いたり、汚れて光沢も無くなったりしてしまいます。
寿命を大きく延ばすフロアコーティング
そこで注目されているのがフロアコーティングです。
特殊なコーティング剤を表面に塗布することによって寿命を飛躍的に延ばすことができるばかりか、新品のとき以上の美しい光沢も手に入れることができ、インスタ映えも最高です。
従来のコーティングといえばワックスがけですが、ワックスと比べると耐久年数が全く違います。
ワックスは半年程度で効果がなくなってしまいます。
その点、フロアコーティングであれば20年から30年の耐久年数がありますので、一度施工すれば長期間にわたって綺麗な状態をキープすることができます。
コストパフォーマンスが良いシリコン系
代表的なフロアコーティングには3種類あり、その中で最もコストパフォーマンスが良いのがシリコン系のフロアコーティングです。
耐久年数は20年以上あり、程良い光沢感と摩擦係数が高いために滑りにくいという特徴もあります。
ペットを飼っている家や高齢者のいるご家庭に向いています。
またシリコン系のコーティング剤はホルムアルデヒドなどアレルギーの原因になる物質が含まれていないので安心です。
圧倒的な光沢感と寿命のUVフロアコーティング
UVフロアコーティングは30年以上の耐用年数があり、光沢感は超がつくほどぴかぴかになります。
UVフロアコーティングは施工方法に特徴があり、紫外線硬化特殊樹脂を床の表面に塗布したあと、UVを照射します。
すると瞬時に樹脂が硬化し薄く硬い皮膜を形成させることができます。
フロアコーティングの最高峰と言っても過言ではないでしょう。
ただ光沢があり過ぎるので好き嫌いが分かれるかもしれません。
マットな艶が好きな方はガラスフロアコーティング
光沢がないほうが良いという方もいることでしょう。
特に無垢材のフローリングを使用している場合は、艶がないほうが映えます。
そのような場合はガラスコーティングをおすすめです。
ガラスコーティングというと車のボディのコーティング剤としても知られていますが、薄いガラスの塗膜を形成するため艶はあまりありません。
しかし、しっかりと傷からフローリングを守ってくれ、耐久年数はシリコン系と同様に20年以上は大丈夫です。